亜麻リグナンは、亜麻の種子に含まれるポルフェノールの一種です。
亜麻種子から抽出された油は、亜麻仁油として有名です。
ゴマにも含まれていて、ゴマに含まれているリグナンの一種にセサミンがあります。
リグナンは、ヒトの生理作用に働く物質で、
体内では、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをします。
そのため、更年期障害などの、女性特有の症状に有効とされます。
リグナンの効果
女性ホルモンの分泌料の低下により、ホルモンバランスが崩れることから、
更年期障害などの症状が起きてきます。
女性ホルモンは、感情をコントロールしたり、
コラーゲンや骨の生成を助けたりするなど、
さまざまな働きをしています。
亜麻リグナンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするので、
更年期障害の予防や改善に効果的に作用します。
骨は、骨をつくる骨芽細胞と、骨を破壊する破骨細胞により、
新陳代謝が行われています。
これらの細胞がバランスよく働いて、骨の強度を保ち続けます。
このバランスを保つのに女性ホルモンが働きます。
女性ホルモンが減少すると、骨の中のカルシウムが溶け出してしまい、
骨粗しょう症になってしまいます。
こうして、リグナンは骨粗しょう症を予防する効果があるのです。
エストロゲンは、血管内で血管壁を柔軟に保ったり、
悪玉コレステロールの分泌と排泄を促し、
善玉コレステロールの合成を促したりします。
そうして、コレステロールの値を下げる効果が期待できるのです。